へいへい
海外への旅にはにしばらく行けそうにないので、
スペインでの旅ワーホリの記録を少しずつ綴って行きます。
今回は、
「バレンシアから日帰り旅行、エルダのお祭り編」
です。
靴の博物館に行こうとしたら入れず、
そして思いがけず遭遇した、
エルダのお祭り編です。
お祭りで感じた「愛」について綴ります。
目次
1:早朝7時発でエルダの街へ
①バレンシアから約2時間の列車旅、景色はほとんど乾燥大地とオリーブ
エルダという街は、
海岸沿いから街中を走って
バレンシアから列車またはバスでいくことが可能です。
列車旅好きの僕は、迷わず列車を選択。
早起きは得意なので、
5時半に起きて、7時の列車に乗ってエルダへ向かいました。
薄暗いホームの中、
ホットコーヒーを片手に中距離用の列車に乗り込みます。
途中の景色は、
ほとんど乾燥した大地とオリーブ畑。
「いかにもスペイン」
というイメージの景色が広がります。
スペインの景色にも慣れてきていたので、
特に大きな感動もなく
2時間ほどの列車旅はあっという間に終わりました。
②駅で降りたのは2人だけ
エルダという街について、
列車を降りるとびっくり。
「ド田舎」
という言葉がぴったりな街。
遠くには、少し剥げた山。
立ち並ぶ民家は地震がくれば今にもバラバラと崩れそう。
予想以上に田舎な街でした。
それを象徴するかのように、
駅で降りたのは、僕を入れて2人のみ。
その時の人の気配の無さに、
なぜかワクワク感を覚えたのは、
旅好きな証拠かもしれません。
2:目的の靴の博物館は休み、その理由は一大イベント
①街の9割り近くの人が靴の仕事に従事。靴の街、エルダ
エルダの街に来た目的はただ一つ。
「靴の博物館に行くこと」
エルダの街は、
日本にいる時に見ていた
「旅するスペイン語」の中で紹介されていた街。
そこで紹介されていたのは、
「エルダの人々の80~90%は靴に関わる仕事をしている」
という情報と
「靴の博物館がある」
ということ。
靴好きの僕は、
「スペインに行ったら必ず行こう」
と決めていました。
意気揚々と博物館へ。
そこで目にしたのはこの案内、
まさかのお休み。
なんでもその日は、
観光案内所やスーパーも閉まってしまうくらいの
「街で1番大きいイベントのお祭りが開かれる」
とのこと。
エルダでの最大の目的を失った僕は、
その「お祭り」に目的をシフトチェンジ。
お祭りは昼からということなので、
持参していたバナナを公園で食べながらその時を待っていました。
②だんだん集まる群衆の楽しそうな笑顔に癒される
お昼12時を過ぎたあたりから、
徐々に街に人が出てきます。
街の人を見ていると
皆さん、水色のバンダナをつけています。
このバンダナが、お祭りのシンボルだそうです。
街の中心部の広場に向かって歩いて行くと、
だんだん人で溢れてきていました。
その街の人々の顔をいていると、
子供から大人、お年寄りまで
「みんな笑顔」
お祭りを心待ちにしていた、
というのがひしひしと感じられました。
③人口50000人の街の全員が集まっているかのような盛り上がり
お祭りは、13時スタート。
スタートの合図は、
なんと
爆音の花火。
爆音に驚きながら、お祭りが始まりました。
人口約50000人のエルダの街。
その街の人全員が1カ所に集まっているかのような
そんな盛り上がりでした。
人の流れに沿って中心部に向かって歩いていくと、
みんなお酒やジュースを飲みながら
思いっきり楽しんでいる。
今という時間をとても楽しむということの大切さ、
このお祭りで学ぶことができました。
本来の目的であった、
靴の博物館には入れませんでしたが、
「今を楽しむ」
「地元を愛する」
この2つを学んだなと感じました。
帰りの電車ではそんなことを思い、
乾燥した大地とオリーブ畑の車窓から眺めながら、
バレンシアへ戻っていきました。
NEXT
[…] 【Traverio紀行#7】予想外に遭遇した、年に1回のエルダの地元のお祭り […]