【Traverio紀行#7】予想外に遭遇した、年に1回のエルダの地元のお祭り

へいへい

こんにちは!へいへいです。

海外への旅にはにしばらく行けそうにないので、

スペインでの旅ワーホリの記録を少しずつ綴って行きます。

 

今回は、

「バレンシアから日帰り旅行、エルダのお祭り編」

です。

 

靴の博物館に行こうとしたら入れず、

そして思いがけず遭遇した、

エルダのお祭り編です。

お祭りで感じた「愛」について綴ります。

 

1:早朝7時発でエルダの街へ

①バレンシアから約2時間の列車旅、景色はほとんど乾燥大地とオリーブ

エルダという街は、

海岸沿いから街中を走って

バレンシアから列車またはバスでいくことが可能です。

 

列車旅好きの僕は、迷わず列車を選択。

 

早起きは得意なので、

5時半に起きて、7時の列車に乗ってエルダへ向かいました。

 

薄暗いホームの中、

ホットコーヒーを片手に中距離用の列車に乗り込みます。

途中の景色は、

ほとんど乾燥した大地とオリーブ畑。

「いかにもスペイン」

というイメージの景色が広がります。

 

スペインの景色にも慣れてきていたので、

特に大きな感動もなく

2時間ほどの列車旅はあっという間に終わりました。

 

②駅で降りたのは2人だけ

エルダという街について、

列車を降りるとびっくり。

「ド田舎」

という言葉がぴったりな街。

 

遠くには、少し剥げた山。

立ち並ぶ民家は地震がくれば今にもバラバラと崩れそう。

予想以上に田舎な街でした。

それを象徴するかのように、

駅で降りたのは、僕を入れて2人のみ。

 

その時の人の気配の無さに、

なぜかワクワク感を覚えたのは、

旅好きな証拠かもしれません。

 

2:目的の靴の博物館は休み、その理由は一大イベント

①街の9割り近くの人が靴の仕事に従事。靴の街、エルダ

エルダの街に来た目的はただ一つ。

「靴の博物館に行くこと」

エルダの街は、

日本にいる時に見ていた

「旅するスペイン語」の中で紹介されていた街。

 

そこで紹介されていたのは、

「エルダの人々の80~90%は靴に関わる仕事をしている」

という情報と

「靴の博物館がある」

ということ。

 

靴好きの僕は、

「スペインに行ったら必ず行こう」

と決めていました。

 

意気揚々と博物館へ。

 

そこで目にしたのはこの案内、

 

まさかのお休み。

 

なんでもその日は、

観光案内所やスーパーも閉まってしまうくらいの

「街で1番大きいイベントのお祭りが開かれる」

とのこと。

 

エルダでの最大の目的を失った僕は、

その「お祭り」に目的をシフトチェンジ。

 

お祭りは昼からということなので、

持参していたバナナを公園で食べながらその時を待っていました。

②だんだん集まる群衆の楽しそうな笑顔に癒される

お昼12時を過ぎたあたりから、

徐々に街に人が出てきます。

 

街の人を見ていると

皆さん、水色のバンダナをつけています。

このバンダナが、お祭りのシンボルだそうです。

 

街の中心部の広場に向かって歩いて行くと、

だんだん人で溢れてきていました。

 

その街の人々の顔をいていると、

子供から大人、お年寄りまで

「みんな笑顔」

お祭りを心待ちにしていた、

というのがひしひしと感じられました。

 

③人口50000人の街の全員が集まっているかのような盛り上がり

お祭りは、13時スタート。

 

スタートの合図は、

なんと

爆音の花火

 

爆音に驚きながら、お祭りが始まりました。

 

人口約50000人のエルダの街。

 

その街の人全員が1カ所に集まっているかのような

そんな盛り上がりでした。

人の流れに沿って中心部に向かって歩いていくと、

みんなお酒やジュースを飲みながら

思いっきり楽しんでいる。

 

今という時間をとても楽しむということの大切さ、

このお祭りで学ぶことができました。

 

本来の目的であった、

靴の博物館には入れませんでしたが、

「今を楽しむ」

「地元を愛する」

この2つを学んだなと感じました。

 

帰りの電車ではそんなことを思い、

乾燥した大地とオリーブ畑の車窓から眺めながら、

バレンシアへ戻っていきました。

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