へいへい
皆さんは、人とのコミュニケーションの中で
「何で伝わらないんだろう?」
と思うことはありませんか?
僕自身も、
理学療法士としての臨床現場や、
友達とのやり取りの中で
「伝えたいことが伝わらない」
そのような経験をたくさんしてきました。
その当時悩んでいた僕を助けてくれたのがこちらの本
「誰もわかってくれない」
この本を読んで学んだことは、
以下の3つ
1:誰もが持つバイアスや人間の本質がある
2:伝える相手によって言い方を変える必要がある
3:信頼して、聞いてもらう方法を使う
「努力して伝えることの必要性」
を学ぶことができます。
対面でのコミュニケーションに悩む方、
全員の手助けとなる本です。
目次
1:わかってもらえない、2つの思い込み
①誰もが持つ、認知的ケチな考え
まず初めにおさえておきたいのが
「認知的ケチ」
という人間のこの仕組み。
これは、
「必要だと思うことだけを考えて、それ以上は考えない」
という仕組みのことを言います。
ここでおさえておきたいのが、
「注意力を相手がケチる」
ということを前提にして、
自分が話していく必要があるということ。
「確証バイアス」
という言葉で表すこともありますが、
人間は、
「自分が正しいと思うこと信じたいものだけを信じる」
傾向があります。
②必ず相手のフィルターを通すので、100%は伝わらない
2つ目の思い込みは、
「相手は、自分の思っているように理解してくれる」
という思い込みのことです。
人間は、
自分のことを客観的に見てくれていると思う傾向があり、
「説明を簡素化」してしまいます。
わかってもらえると思って話す、
のではなく、
わかってもらえないと思って話す。
というのが大事です。
その時にできる対策として著者は、
「相手を身内と思って喋る」
ということを言っています。
身内なら、
良いことを伝えたいという気持ちも強くなるので、
説明も自然と丁寧になっていきます。
2:人によって変える、伝え方2つ
①促進レンズを持つ相手にはやる理由を
人間、誰もが持つ
共通のバイアスがあるとは言え、
性格は人それぞれです。
相手とのコミュニケーションの中で、
その人の性格に合った
伝え方、
言葉の使い方も学ぶと効果的です。
まずは、
「促進レンズ」
という、比較的前向きに捉える人への伝え方。
そのような方には、
「行動して得られるメリット」
を伝えることが大事です。
「〜すれば、こうなります。」
という得られるものにフォーカスする伝え方です。
②予防レンズを持つ人には、やらない理由を
逆にネガティブに捉えがちな方、
著書の中では、
「予防レンズを持つ人」
と分類される方に対しては、
「やらないと失う、デメリット」
を伝えることが大事です。
「〜しないと、こうなって損しますよ」
というニュアンスで話しましょう。
3:相手に伝えるために必要な要素3つ
①温かみは、絶対条件
ここからは、
実戦で使える簡単な方法をご紹介します。
まず最初は、
「温かみ」
かなりざっくりとしていて抽象的ですが、
具体的にいうと
会話の中で行う行動として
「ホメる」「目を見てうなずく」「微笑む」
この3つを意識することです。
何となく当たり前のような感じもしますが、
実際にできている人は少ないです。
意識しないとできないことを意識して行い、
相手に注意を向け、
「わかってもらう努力をする」
ということが大事です。
②自分の能力や証拠を示す
2つ目の行動は、
「能力を示す」
ということ。
これもざっくりとしていますが、
具体的な行動としては、
「早口」「ジェスチャー」「未来について語る」
などです。
これらは、
自分自身や説明内容を
明確に理解していないとできない行動なので、
相手からも信頼されます。
また証拠を示す際は、
圧倒的な量で示す。
ということも大事とされています。
自身の押し付けではなく、
第三者的意見というニュアンスで証拠を伝えると
相手の心に刺さりやすくなります。
③姿勢で変わる、伝え方
最後に必要な要素は、
「パワーポーズ」です。
腕を広げて胸を張る、
いわゆる社長ポーズです。
若干嘘くさいですが、
パワーポーズをすることで
脳内のホルモンが調整されます。
ストレスホルモンである
「コルチゾール」は減り、
思考パターンなどに影響する男性ホルモンの
「テストステロン」が増えます。
喋る前の1分間だけでもやっておくのがおすすめ。
4:伝える努力で変わる
①人間を知り、伝わる伝え方で話す努力をする
ここまでのことをまとめると、
1:誰もが持つバイアスや人間の本質がある
2:伝える相手によって言い方を変える必要がある
3:信頼して、聞いてもらう方法を「必ず」使う
以上3つを使って、
対面コミュニケーションを実践してみてください。
以前よりは必ずうまくいきます。
それではまた!
コメントを残す