へいへい
今回は、
「使える脳の鍛え方」
の読書レビューです。
この本を読むと、
科学的根拠に基づいた、
人間の脳から見た
学習法や、脳の使い方を学ぶことができます。
この記事では、
大きく3つ大切なことに分けて解説します。
①無知を知るということの大切さ
②学び方を知るということの大切さ
③伸ばし方や思い出し方の大切さ
これらを知るだけで、
かなり脳を効率よく使うことができます。
学習するために必要な学習法というのは、
義務教育では学びません。
勉強法に困っている
とか
効率的な勉強法を知りたい
という方は、
ぜひ1度目を通してみてください。
目次
1:まずは無知を知るところから、使える学習脳の鍛え方は始まる
①繰り返しで錯覚してしまう学習するときの人間の脳の仕組み
まず初めに知っておきたいことは、
「脳は繰り返し学習で錯覚を起こす」
ということ。
これをまず見たときは、
僕も驚愕でした。
今まで繰り返しが良いものと勝手に思い込んでいた方も多いはず。
よくある例が、
「アンダーラインを引くという勉強法」
これも、
やった気になってしまう勉強法の一つです。
「流暢性の錯覚」
とも呼ばれるこの現象は、
教材をスラスラと読めることを
習熟したと脳が勘違いすることから始まります。
②困難なものほど学習する脳は鍛えられる
では、
その「流暢性の錯覚」を避けるために
どうするのかということですが、
基本的にテストをするということで、
外部の客観的な指標を作るということです。
単語テストでもなんでもいいので、
いくつ覚えることができて、
いくつ知らないかを
指標を作って検証することです。
さらに脳に勘違いを起こさないために効果のあるのは、
簡単なものより困難なものにチャレンジする
という脳の仕組みを理解した学習法。
困難さと学習効果は比例します。
これを聞いた時に、
「じゃあ難しいものにひたすら取り組めばいいのか」
という疑問も生まれます。
難しいものに挑戦するというのは、
言い換えると、
「難しいものに挑戦して失敗した時に、
失敗を成長のために必要な要素と考えること」
が必要だと書かれています。
失敗からしか学べないこともある
というのを知るのが大事ですね。
2:使える脳を鍛えるための学習法
①集中学習より「早期学習」が脳を鍛えるためには効果的
続いては、
実践的な脳に効果的な学習方法です。
まず最初は、
「集中学習」よりも「想起学習」が効果的
ということ。
これも聞いたときは驚きました。
簡単にいうと、
一夜漬けは、
その場しのぎには良いけど、
記憶の定着には役に立ちません
ということ。
それよりも、
思い出そうとする努力(想起)をすること。
本書の中で紹介されている実験では、
36語の単語のテストを行った後に
2日後に再テストされました。
短期集中による学習グループでは、
50%の記憶が忘れられたのですが、
一方、
想起学習によって学習したグループは、
わずか13%しか忘れなかったそうです。
②脳を鍛えるためには、間隔を開けて学習するのが効果的
先ほど、
アンダーラインによる学習が、
錯覚を生み出すと説明しましたが、
反復すること自体が悪いことではありません。
先ほど述べた
思い出す勉強方法である
「想起学習」は
間隔を空けて反復することで効果が上がることもわかっています。
小さなテストを繰り返し、
思い出す訓練を繰り返す方が
脳にとって良い学習法で、長期記憶になりやすいということです。
先生から受けるテストという受動的な形でも良いし、
自発的に思い出すためのテストをする、
という形のどちらでも効果があるそうです。
ただ、何度もやれば良いのではなく、
あくまでも
間隔を空けるということが
脳の学習法にとって必要です。
3:さらに脳を鍛えるための伸ばし方や思い出し方
①IQに左右されない専門的な分野の学習する脳の鍛え方は、量と質
本書では、
脳の仕組みを理解した学習方法として
「専門的な分野に関する勉強法」
についても述べられています。
結論から言うと、
専門的な学習は、
IQに左右されないので量と質をこなすのが効果的
ということ。
例えば音楽。
モーツァルトは、
音楽の天才とも呼ばれますが、
それに関する時間の費やし方は、
他の人とは比べものになりません。
彼の功績は、
何年もかけている努力の賜物のです。
逆に音楽以外の分野では、
平均点が多いそうです。
つまり、
専門的な分野にはIQは関係なく、
努力の量と質の成果であり、
ひた向きに努力する規律があれば
誰でも専門家になれるということ。
②脳を鍛えるためには、答えを与えられる前に考える学習法を使う
最後にお伝えするのは、
少し努力が必要ですが、
大事な脳の学習法です。
答えをもらう前に自分で考える
「生成学習」
と言う言葉で表現されている学習法です。
当たり前のようなこの言葉ですが、
具体的なやり方として、
例えば講義中の場面では、
教科書に直感的にアンダーラインを引くのではなく、
自作のクイズを時折考えます。
中核となる言葉や
自分が理解していることと
理解できていないことの区別もできるので、
効率的に学習が可能です。
③脳の仕組みを知って、効率的に学習しよう
今回は、
「鍛える脳の使い方」
と言う本の中から、
僕自信がすぐに使えるなと思った内容をご紹介しました。
脳の学効率的な習方法について
さらに詳しく知りたい方は、
是非手にとって読んでみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それではまたお会いしましょう!
ごきげんよう^^
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